ムカデのおにいさんのブログ

ムカデのおにいさんのブログ

登山ガイド・森林インストラクターとして登山ツアーを作っていたりします。沢と山と自然観察の情報発信と記録のブログ。

濁河川~兵衛谷~シン谷を経て御嶽山まで沢登り【2019年8月10~12日】

【2019年8月10~12日】お盆休みにどこか長めの沢に行きたいと思い、前々から地形図を眺めていて気になっていた御嶽山へ続く、『兵衛谷~シン谷』を遡行してきました。

標高差2000mを越えるそれはそれは長い沢でした。数年前の鉄砲水や噴火などの影響により渓相は以前の記録とは全く異なるものでしたが、火山特有の地形が非常に素晴らしい沢でした。

●メンバー:イボGさん、私、Tちゃん、Tさん

●装備:一般遡行装備+登攀具一式 

●体感沢グレード:4級 一部危険個所もあり 体力系

●テン場:豊富

フリクション:とても良い。ラバーでもフェルトでもOK

●見所:火山地形 高山植物

ルート図

f:id:sawakaido:20190917235751j:plain

厳立峡からスタート。1日目は取水堰より少し進んだところ。2日目はシン谷出合いの滝上にてビバークしました。1日目は河原歩きがメイン。2日目からはひたすら高巻の体力ルートです。

1日目:濁河温泉(車デポ)=厳立峡(入渓7:30)…濁河川…兵衛谷出合(10:20)…取水堰(15:20)…テン場(15:40・泊)

f:id:sawakaido:20190918000119j:plain

厳立峡の見事な柱状節理

いつものようにイボGさん家から前夜発。

濁河温泉に車をデポし、厳立峡で準備をすませてスタート。

遊歩道の脇からすぐに入渓できます。

f:id:sawakaido:20190918000657j:plain

淵は埋まっている??

暫く雨が降っていなかったこともあり、水量は穏やか。美しい渓谷歩きとなります。

過去の記録では泳ぎを交えながら進んでいくとのことでしたが、全く泳ぐところが無い・・。

淵っぽい地形はあるので、土砂で埋まってしまったのでしょう。

f:id:sawakaido:20190918001123j:plain

柱状節理の岩壁

地形図で見える岩崖マークは殆どがこの柱状節理。厳立峡で見える柱状節理の層が延々と続いています。

f:id:sawakaido:20190918001521j:plain

ちょっと悪いところには残置があります。ここは左岸に黄色いナイロンロープが垂れ下がっています。

f:id:sawakaido:20190918001743j:plain

美しい釜

ここは右岸をトラバースして進みます。残置ハーケンあり。

ホールドも豊富ですがちょっと窮屈な体勢になります。Tさんが先に突破してザックを渡しながら進みました。高さは無いですがサラシ場になっているので心配だったらロープを出しても良いかも。

f:id:sawakaido:20190918002236j:plain

二股。ここから右股の兵衛谷に入ります。

このあたりからアブの猛攻を食らいます。ちょっと油断するとチクッと刺されて非常に不快です。

f:id:sawakaido:20190918002355j:plain

ちょっとわかりにくいですが、水際にはカツラの木が沢山生えています。カツラの木というと秋に甘い匂いが香るイメージですが、実は夏場も強く香る時期があります。

f:id:sawakaido:20190918002525j:plain

ちょっとした滝もあります。念のためフローティングロープを後続に出しましたが、快適に登れます。

f:id:sawakaido:20190918002750j:plain

曲滝

曲滝です。左側から90°曲がって流れ落ちる見事な滝です。ここは少し戻って右岸を巻きます。かつての巻道を示すピンクテープがありますが、崩壊しているので要注意。グズグズの土壁をトラバースして滝上へ。

f:id:sawakaido:20190918003156j:plain

ここは左岸を私がフリーで登りましたが、念のため後続を確保。

チョックストーンの脇に残置があります。

ちなみにこのチョックストーンは過去の記録を見てみるともっと上流側にあります。

このサイズの岩が押し流されるとは物凄い鉄砲水だったのでしょう。

f:id:sawakaido:20190918003609j:plain

このあたりから柱状節理の素晴らしい景観が始まります。ここは泳ぎで突破

 

f:id:sawakaido:20190918004105j:plain

浸食の痕跡や柱状節理の綺麗に割れた六角形模様の川床など、いくらでも見所があります。本当に美しい場所です。

途中真新しい鎖場がありました。小坂の滝巡りツアーのためのルートでしょう。

f:id:sawakaido:20190918004412j:plain

ここを過ぎた滝はオーバーハングしており突破できそうに無かったので、イボGさんリードで左岸のルンゼを登攀しました。

丁度登り終えた所で後続の6名パーティーが追い付いてきました。彼ら曰くここは少し戻ったところから簡単に巻けるとのこと。

f:id:sawakaido:20190918005046j:plain

この後は有名な『出口の無い滝』があるはずなのですが、残念ながら埋没して無くなっておりました。以前の記録を見ると黄色い線あたりが出口の無い釜だったようです。残念。

f:id:sawakaido:20190918005457j:plain

取水堰からちょっと進んだところで幕営

この谷は全体的に火山灰の砂で埋まっており、平たいスペースと薪は多めです。

取水堰あたりで幕営する記録が多いですが、時間と体力に余裕があるのならばもっと進んでも良いかも。

ちなみに過去の記録を見ると魚影が豊かとのことでしたが、山小屋の人曰く土砂で埋まってからは全く釣れない沢になってしまったみたいです。

実際魚影が走る姿は山行を通じて全くみられませんでした。

2日目 テン場(5:20)…材木滝(11:15)…シン谷出合(14:00)…出合の滝…滝上(14:40・泊)

f:id:sawakaido:20190918203916j:plain

翌朝。雨も降らず快適なビバークでした。

当たり前だけど、取水堰を越えると水量が一気に増えます。

ちなみに2日目からカメラのレンズカバーがどんどん曇っていきました。細かい火山灰により研磨されていったのでしょう。画像にどんどん霧がかかって行きます・・。

f:id:sawakaido:20190918204235j:plain

2日目からは大滝のオンパレードです。柱状節理の切り立った滝が飽きるほど出てきます。ただひたすら、巻きです。

f:id:sawakaido:20190918204342j:plain

巻きの連続。。

f:id:sawakaido:20190918204458j:plain

柱状節理のブリッジがかかった素晴らしい滝。ここは左岸から直登します。

f:id:sawakaido:20190918204558j:plain

柱状節理の迫力ある岩崖。

 

f:id:sawakaido:20190918205157j:plain

ここの巻きはメチャクチャ悪かったです。右岸のガリーから高巻。ちょっとハングしているところに堆積物が引っかかっている状態で今にも崩れそう。というか崩れながら登りました。大きな丸太がぐらぐらと動きます。

灌木にフィックスを張って後続はユマーリングで。

手前右側の垂壁にボロボロの残置があったので、そっちが正解なのかも。

f:id:sawakaido:20190918205445j:plain

材木滝。左岸の赤くなった柱状節理が階段状で割と快適に登れそうには見えましたが、観光地のためパス。左岸から巻きました。

f:id:sawakaido:20190918205816j:plain

材木滝を越えると川幅が狭くなってきて渓相が変わってきます。

雨も降ってきて天候が不安だねと話しているうちにシン谷出合いに到着。

シン谷へは30m程の大滝がかかり、巻きは非常にめんどくさそう・・。

ここでビバークしている記録が多いのですが、翌日朝っぱらから大高巻きはしたくない!ということで気合いを入れて高巻きすることに。滝上に良い幕営地があるかはわからなかったのですが、まあ何とかなるだろうとポジティブシンキングで気合いを入れる。ちょっと戻ったところの右岸から巻きますが、一部崩壊箇所があり要注意です。

f:id:sawakaido:20190918210513j:plain

滝上に丁度良い幕営場がありました。薪も豊富です。

2日目は体力的余裕があればシン谷出合いの滝は巻いておくことをオススメします。

3日目 テン場(6:20)…シン谷…賽の河原(11:30)…五ノ池小屋…濁河温泉(14:30)

f:id:sawakaido:20190918210925j:plain

やっと最終日。標高も上がってきたので水は冷たく朝は寒いです。気合いを入れて沢着を着てスタート。

昨日さんざん高巻きしたというのに、3日目も滝だらけでした。画像右の滝は左岸を巻き。途中結構ザレていて念のため補助ロープを。

f:id:sawakaido:20190918211429j:plain

f:id:sawakaido:20190918211537j:plain

ゴールが近づいてくると火山岩がゴロゴロとした地形になってきます。まるでどこか異世界にいるような雰囲気。

水量も段々と少なくなってきて途中で一部完全に伏流します。ここらへんになるともう私のカメラでは何を撮っているのかよくわからない状態となりましたので、一部イボGさんの画像を借りました。

さて、ここまで来てもまだまだ滝があります。画像左の滝は右岸を巻きましたが途中アザミの草むらを通らなければならず針が刺さって痛かったです。

f:id:sawakaido:20190918212027j:plain

日本最高所の滝がありました。ホントにチョロチョロっとした流れ。

イボGさんとTさんはわざわざ当たりに行ってました。

f:id:sawakaido:20190918211916j:plain

賽の河原へ詰め上げて遡行終了。何とも登りがいのある沢でした。ここで一般登山者が通る中、沢装備を解除して濁河温泉方面に下山しました。下山時間はおよそ2時間半。

2泊3日の久々にお腹いっぱいになる沢でした。

沢登りに必要な装備のまとめ オススメ装備と沢登りの始め方をご紹介

本記事ではこれから沢登りを始めたい人に向けて、沢登りの概要と必要な装備を簡単に紹介します。

 

 そもそも沢登りとは?

 沢登りとは沢を登って山に登る登山です。
渓流での遊びはキャニオニングだとかラフティングだとか色々ありますが、なんだか沢登りというとダサいというかあまり女子ウケしそうに無いネーミングですよね。

ただ、ひとことに沢登りと言っても様々です。
穏やかな流れの中でイワナを釣りながら歩くこともあれば、急流を泳いだり、滝を登攀したり・・と目的によって楽しみ方が異なります。
色々ありますが全部まとめて沢登りです。

f:id:sawakaido:20190911193526j:plain

写真左:神崎川本流 泳ぎがメインの沢です 写真右:滝洞谷 クライミングがメインの難易度の高い沢です

私はほぼ全ての登山ジャンルを楽しみますが、沢登りが一番好きなんです。
アルパインライミングなどは限界への挑戦だとか、目標の~に登る!だとかどちらかというとスポーツ要素が強いのですが、沢登りは自然と一体になって楽しむ、自然体験要素の方が強くなってきます。※あくまでも個人的意見ということで・・
観光名所になるような絶景の真っ只中を泳いだり、夜誰も居ない山の中で焚き火をしながら眠ったりと、非日常の中で自然を満喫できる素晴らしい遊びです。

f:id:sawakaido:20190911193730j:plain

写真左:北アルプス金木戸川小倉谷
写真中:大台ヶ原 堂倉谷
写真右:大峰 白川又川

私の場合はプライベートの山行では3月の終わりから11月位まで、休日は沢登りに行きます。今年はケガをしてしまった事もあり大幅に日数落としてますが、大体例年35~40日間程沢登りに行っております。ちなみに沢に情熱を燃やしている人たちを「沢屋(サワヤ)」なんて言ったりします。

f:id:sawakaido:20190911194148j:plain画像左:沢での焚き火
画像中:大滝をクライミング
画像右:天然のイワナ

 

沢登りに必要な装備

 沢登りの基本装備はこんな感じです!

f:id:sawakaido:20190911194328j:plain

①ヘルメット

転倒や滑落の危険があるため必ずヘルメットを着用します。クライミング用でしたら何でもOKです。

 

②ウェア

濡れても保水しない保温性の高いものを着用します。

ウェアについての詳細は下記にまとめてあります。

scolopendra-oniisan.hatenablog.com


気温や水温に応じて適宜レイヤリングして調整します。通常の登山と同じですね。
通常の登山シャツやレインウェアなどを組み合わせて沢登りをしている方も居りますが、専用ウェアが快適です。
専用ウェアはモンベルやファイントラックなどから販売されております。詳細は各社のHP等をご覧ください。

沢登り用のウェアには各社独自の水はけの良い素材やウェットスーツに使われるネオプレンなどの素材が使われています。泳ぎが多い沢では、ダイビング用のウェットスーツそのものを着用することもあります。

③ザック

通常のザックを使います。

ザックの詳細は下記にまとめてあります。

scolopendra-oniisan.hatenablog.com

内側は防水スタッフバッグを2重にしてしっかりと防水します。沢登りでは水圧がかかりますので、2重にしないと浸水することがよくあります。学生の頃は大きなゴミ袋で代用してました。しっかり縛ればほぼほぼ大丈夫です(カメラを2台ダメにしてますので自己責任で)。
また、私は水はけをよくするために、ザックの側面と底面に穴をあけています。

④靴

沢登り専用シューズを用います。

靴についての詳細は下記にまとめてあります。

scolopendra-oniisan.hatenablog.com


人によっては釣り用の渓流タビや作業用のゴムシューズなどを使う方もおります。これらのシューズが無い時代には、地下足袋にワラジというのが一般的でした。
現代の沢登りのシューズはソール(靴底)がラバーのものとフェルトのものがあり、それぞれ特徴があり一長一短です。私はセールやアウトレット品などで安いものを見つける度に購入してしまい、フェルトは予備含めて4足。ラバーはソックスの厚みに合わせて異なるサイズ感のものを3足ストックしています。

f:id:sawakaido:20190911195408j:plain

下3足がフェルト、上3足はラバーソール

●フェルト

f:id:sawakaido:20190911195505j:plain

フェルトはヌルヌルとしたコケに乗っても滑りにくいので、オールラウンドに活躍できる靴底です。ただし、ソールの減りが早く割とすぐにダメになってしまいます(大体山行日数15~20日位でしょうか)。また、アプローチ、泥壁などではフリクションが全く効かなくなることがデメリットです。

●ラバーソール

f:id:sawakaido:20190911195541j:plain

水の中でも滑りにくい特殊なゴムを使ったソールです。が、ヌルヌルとした茶色のコケの上に乗るとツルーンと滑ります。その一方、苔の生えていない濡れた岩に対して非常に大きな摩擦力がありますので、クライミング要素の高い沢にお勧めです。
また減りが遅いため、通常のシューズの様に扱えるので沢に入るまでのアプローチシューズを兼ねて使うこともできます。

どちらが良いの?と質問されることがよくありますが、個人的には最初の一足はフェルトシューズのものをオススメします。価格が安めなのと、ラバーソールのようにクセが無く全体的に滑らないので歩きなれていない初心者の方でも安心です。

⑤ハーネス

沢登りでは懸垂下降などのクライミング技術を用いますのでハーネスを着用することも多いです。沢ではフリークライミングのようにブチ落ちるクライミングはしませんので、アルパイン用か沢用の軽量ハーネスがオススメです。

⑥その他小物

・手袋

手を保護するためにネオプレンの手袋や軍手を着用します。

上記が基本となりますが、沢登りは非常に汚れますし摩耗の早い登山スタイルなので、作業着メーカーの衣類で代用している人も多いです。特にアウターに着込むヤッケや雨具などはワークマンが最強です。

・沢スパッツ

足周りやひざ周りを覆うネオプレン製の沢用スパッツです。沢登りでは脛やひざをよくぶつけるので保護のために用いるのと、保温性を高めるために使用します。

ちなみに私は邪魔なので使ってません。

沢登りのはじめ方


地形図やルート図などで行き先・ルートを決めますが、未経験者がネットや本の情報だけで沢登りに行ってはいけません。。
増水や道迷い、滑落などで簡単に死亡事故に繋がります。
しかし、場所を選んで行けば難易度の低い沢も多く特別難しい事はありません。沢登りをはじめるには下記の方法があります。

①山岳会に入る
あまりお金をかけたくないと思うのならば山岳会に入るのが一番です。
デメリットとしては、誰かが教えてくれるだろうと受身姿勢なお客様気分でいると誰も教えてくれません。自分の時間とお金を使って、ワザワザ赤の他人に教えてあげることにメリットはありませんよね。なので、熱意と自身で調べる姿勢が大事になります。

また、教える側もプロではありませんので、間違った技術を教え込まれたり、本人のレベルを超えた危険な山行に同行させられる事もしばしばあります。
私はこのパターンで初心者の頃から上級者ルートに連れて行かれて大変でした。
技術の根拠を説明せず、「ウチではこういうやり方なんだ!」て感じでレクチャーする人が居る所は危険です。最近少なくなってきましたが、悪い伝統を引き継いでいるところも結構あります。無意味にキツい人ばかりな人が居たら、即別な山岳会に入りましょう。

②講習会・ツアーに参加する
とりあえず道具を持っておらず、手っ取り早く体験してみたい方は講習会やガイドツアーに参加するのが一番です。

やっぱりプロから学んだ方が正しい知識を確実に得られます。デメリットとしては費用がかさむということと、ゲストとして連れて行って貰う以上中々一人立ちしにくくなるということでしょうか。

 

以上、簡単にですが沢登りについてご紹介いたしました。これから始める方の参考になれば幸いです。

マイナー沢を求めて 山県市神崎川樫原谷 沢登り【2019年8月31日】

週末にイボGさんと海ノ溝に行こうと約束していたが、週末にかけて連日の雨。水量が決め手の沢なので今回は無理だろうということで表題の沢に転戦してきました。

今回の樫原谷ですが、全くの無名沢で記録もありません。

何故ここにしようということになったのかというと、周辺の地質が気になったからです。地質図と地形図を見ると、この沢は舟伏山周辺の石灰岩帯を通っており、上空写真を見ると露頭らしいものも見える。ケイバーとしての血も騒ぎ、これは行ってみるしかない!とイボGさんに話してみると、「ここ僕も気になってたんです」という回答。なんという偶然。

というわけで実際に見に行ってきました。

結論から言うと地質マニア向けの沢で遡行価値は微妙なところでした・・。

メンバー:イボGさん、私、Tちゃん

装備:一般遡行装備のみでOK 登攀具は不要

体感沢グレード:1級

見所:石灰岩の露頭・綺麗な水

 

●ルート図 遡行図は気が向いたらUPします

f:id:sawakaido:20190908164526j:plain

ルート図

●アプローチ

神崎川出合いに駐車。そのまま準備して入渓できるので非常にアプローチは良いです。

連日の雨で水量はとても多い。

f:id:sawakaido:20190908170644j:plain

駐車場所

f:id:sawakaido:20190908170811j:plain

水量はこんな感じ。駐車スペースより

●遡行~下山まで

地形図を見ると沢沿いに登山道がありますが、ほぼ廃道状態です。入渓から平凡な沢筋を進んでいきます。分岐には5m滝が。水の透明度はやたら高く、綺麗な沢です。

f:id:sawakaido:20190908171451j:plain

最初の滝

石灰岩が混じる平凡な沢筋を遡行図を描きながら進みます。

f:id:sawakaido:20190908171643j:plain

沢の様子

 

f:id:sawakaido:20190908171728j:plain

遡行図を描くイボGさん

8m滝。この沢で一番立派な滝です。水量が少なければ左岸から滝中をトラバースして登攀できそうな感じ。今回は左岸を巻きました。本山行中の唯一の巻き。ちなみにここの近辺にはカヤの木が多く、下手に枝を掴むと痛い目を見ます。

f:id:sawakaido:20190908172056j:plain

8m滝

f:id:sawakaido:20190908172152j:plain

沢の様子②

進むにつれて段々と石灰岩の割合が多くなってきて、右岸が切り立ってきます。それに合わせて水も少なくなり、ほぼ伏流してくると石灰岩の露頭が。ここが樫原谷のハイライトと言っていいでしょう。休憩するには良いスペースがありますが、ヒルだらけです。

鍾乳洞無いかな~と露頭の際を探しながら歩いてましたが、残念ながら穴は見つかりませんでした。見つけやすい石灰岩帯なので、多分ここら辺は関西ケイバー達に調査されていることでしょう。

f:id:sawakaido:20190908172435j:plain

露頭

f:id:sawakaido:20190908172745j:plain

水は一旦伏流する

このあたりはフズリナの化石なんかも沢山ありました。

f:id:sawakaido:20190908172848j:plain

化石がビッシリな石灰岩

水は無くなりましたが、奥の二股を過ぎたところに断層があるみたいなのでさらに進んでみました。暫く伏流しておりますが、岩質が変わってくるにつれて水の流れが復活します。それにしてもここの水は青くて綺麗。

f:id:sawakaido:20190908173003j:plain

水のない沢

f:id:sawakaido:20190908173205j:plain

水がまた出てくる

f:id:sawakaido:20190908173336j:plain

プチゴルジュ

最終的には土砂で埋まり、水流は消失します。ある程度予想はしておりましたが、断層らしきものも確認することはできませんでした。

f:id:sawakaido:20190908173432j:plain

最後は何もない

念のため石灰岩が多そうだった東側の枝沢も覗いたあと、往路下山。

帰りはヒルまみれとなり、私は3か所噛まれました。

最終的には何も無い沢でしたが、気になっていた事が一つ解消されました。

有名な沢に行くのも楽しいですが、ここはこう超えるなどのホールドの位置まで知れてしまう場所だと冒険感が削がれたりします。でも私は心配性なので調べつくしてから行くのですが。。

久々に学生時代やケイビングしていたころの調査する気分を味わえて、なんとも言えない満足感のある山行でした。

 

 

右足果部腓骨・脛骨骨折 復帰までの記録 ②リハビリ~登山復帰まで

前回は受傷~手術までの投稿となりました。詳細は下記

アイスクライミングで右足果部 腓骨・脛骨骨折 復帰までの記録 ①受傷から手術~退院まで

今回は登山復帰までの記録です。

簡単な時系列

●2月10日 受傷

●2月26日 ギプスからの解放

●3月27日 2分の1加重OK!立てるようになった

●4月9日 全加重OK!歩けるようになった

●4月29日 山復帰

●5月9日 ボルダリングジム復帰

●5月12日  フリークライミング復帰

手術から大体2か月位で2足歩行できるようになり、3か月程度でとりあえずは登山復帰することができました。この時期においては最も重要だったのが、しっかりとした理学療法士による指導のもと、リハビリを行うことです。

以下詳細を書いていきます

●受傷後 松葉杖での生活開始

麻酔の後遺症により以前体調は悪かったですが、有休も大分使っていたので2月21日に職場復帰しました。

まず足の状態からですが、浮腫みが酷く、暫く座っていると足がパンパンになりギプスに締め付けられて痛くなってくる状態が2週間ほど続きました。足の指の隙間は無くなり汗もかくので痒くて仕方がないです。エタノールウェットティシュでケアをしておりました。

歩行に関しては加重はもちろん全くかける事はできません。移動は松葉杖2本使って片足移動です。一応父の職場から車椅子も借りましたが、一人だとさらに移動が大変でしたので使用しませんでした。

松葉杖を今回初めて使用しましたが、これが非常にストレスでした。大体健常者が5分程で移動できる距離でも体力を使いますし、何より体重が掛かる脇の下が擦れて痛くなってきます。

幸いなことに相手方の登山保険により通勤移動にかかる費用も補償されたため、通勤はタクシーを利用しました。満員電車の地下鉄は無理です。

 

●ギプス外し

受傷から約2週間後の2月26日にギプスを外し、手術部位の抜糸をしました。意外と早く外すんだなと思いましたが、関節や筋肉が固まって動かなくなる『拘縮』を少しでも防ぐために、とっとと外して積極的に動かしてリハビリする方が良いらしいとのことです。ただし拘縮はすでに始まっており、足首はおろか足の指も曲げられない状態でした。

この時点で加重は一切かけられませんでしたが、動かすトレーニングを開始しました。

ちなみに下の画像は3月4日の状態。3週間程度で明らかに筋肉が落ちて右足だけ細くなっているのがわかります。くるぶしはパンパン。ここから治るまでの間にさらに足が細くなってきました。ちなみにスネ毛は手術の時に剃られました。

ちなみに余談ですが、ギプスと言う方とギブスと言う方がいらっしゃいますが、ギプス(Gips)が正解です。

f:id:sawakaido:20190908131543j:plain

3月4日

理学療法士によるリハビリ開始

さて、早速リハビリを開始したものの、今一正確なやり方がわかりません。主治医に聞いてもとにかく動かしてくださいとしか言わないし・・・。

私は公私ともに登山に関わっているため、とにかく早く治したいという思いから3月13日より職場の近くのリハビリを行っている整形外科に通うことにしました。結果として大当たりの理学療法士に出会う事ができ、早く治すことができました。実際に定期診察の際も主治医に拘縮と筋肉の回復が大分早いと言われたので間違いないと思います。

頻度は週2~3回、本格的に登山を開始した6月位まで会社の休み時間の合間をぬって通いました。料金は1回500円位なので月5000円程度の費用でしょうか。

リハビリの内容としては、拘縮を解くための物理的マッサージ、ストレッチ、トレーニング指導、骨折や内部組織の修復を早めるための超音波治療がメインとなりました。

具体的なトレーニング内容や施術は人によって異なると思うので省略します。

骨折の場合は通院間隔が長く、中々主治医からのアドバイスをもらうタイミングがないので、その時の回復状況を見ながら施術の他筋トレ方法などを指導していただける理学療法士さんには本当に助けていただいたと思います。

今回担当していただいた理学療法士さんは私が登山に復帰したいという目的でトレーニングしていることも汲んでくれてとにかく早く動かせるような内容で結構キツ目に指導して頂きました。

●2分の1加重~全加重

そんなこんなで3月27日に2分の1加重の許可を戴きました。1か月半ぶりに自分の足で立ち上がることができ感動しましたが、まだ歩けません。

下の画像は受傷直後の2月12日(右)と約50日後の3月27日(左)のCT画像です。まだ骨表面がくっついてはいませんが、骨内部は大分くっついてきている状態らしいです。

f:id:sawakaido:20190908134951j:plain

右が受傷直後 左が50日後

 

 

そこからもトレーニングを続け、4月9日には全加重の許可をもらいました。全加重というのは全体重をかけて良いので片足立ちしても良いとのことですが、筋力が落ちたのと痛みから中々うまくいきませんでした。

ちなみに、下の画像が全加重開始してすぐの写真です。大分細くなっており力が入りません。

f:id:sawakaido:20190908140223j:plain

全加重開始直後

とにかく歩くことができるようになったのと、あとは自転車に乗ることが出来るようになって移動が大変楽になりました。

自転車は転んだりして足をついたらヤバいかなとも思いましたが、理学療法士の方から「転びそうになったら足をつかずに体全体で倒れれば良い!そんくらいじゃ大したケガしないから!」と有難いアドバイスを頂き、筋トレも兼ねて自転車移動でウロウロしていました。

ここからはリハビリで指導頂きながら、暇な時は筋トレと歩くトレーニングを欠かさずに行いました。会社帰りにも自転車30キロ位漕いだりして、とにかく早く山の筋肉を取り戻したかったのです。

●4月29日 沢復帰

4月29日、とうとう登山、、というより沢に復帰しました。いきなり沢です。今思うとメチャクチャアホだなと思いますが、やはり一沢ヤとしてはGWはもう沢のシーズン、早く沢に行きたくて行きたくてしかたが無かったのです。

殆ど河原歩きとなる付知峡西股に行きました。しかしまあ歩けないこと歩けないこと。パワーがないので斜面はキツいし、飛び石ができないので沢歩きは遅いし、4時間位歩くと足首が痛くなるしと散々でした。ただ久々の山行に心躍り非常に楽しかったです。

●5月9日 ジム復帰

もうそろそろ行けるんじゃないかと思い、5月9日にジム復帰しました。しかしまあとにかく登れないこと登れないこと。5級が精いっぱいでした。足のパワーが無く立ち込みが全くできず、またつま先にパワーを加えるとまだちょっと痛かったです。

また、着地はまだ出来なかったため全てクライムダウンでした。ブチ落ちるかもしれない課題は怖くてできなかったです。

●5月13日 外岩復帰

ジムも復帰したし外岩も復帰だ!ってことで定光寺の岩場に行きました。勿論リードは落ちたらシャレにならんのでトップロープで。これも全然登れませんでした。10bが精いっぱい。ちなみに翌日5月14日に御在所前尾根登りました。

●9月8日現在

ということで最後の方はやや端折りましたが、これを書いている9月8日現在元気にジムに行って、岩や泊りの沢にも行けております。怪我をした直後は本当に気持ちが落ち込み、登山に復帰できるのか不安と絶望に打ちひしがれておりましたが、元気に復活しました。まだまだ長期間の歩きや筋力は元通りとはいきませんが、必ず復帰できますので登山に限らず同じような怪我をされた方々へ、少しでも参考になればと思います。

また年明け位にプレートを抜く抜釘手術が控えておりますので、またその際は改めて記録を残したいと思います。

右足果部 腓骨・脛骨骨折 復帰までの記録 ①受傷から手術~退院まで

2月10日にアイスクライミングで足を骨折してから早半年が経過しました。

元通りとは言えないけど、何とか沢登りやクライミングに復帰できています。

骨折においては他者のブログが非常に参考になったので、私も自身の怪我の状況から復帰まで簡単にまとめてみようと思います。

●2月10日 受傷

2ピッチの大滝をアイスクライミングしている最中に受傷しました。1ピッチ目は私がリードし、2ピッチ目にフォローと交代。私は半畳位のテラスでビレイをとっておりました。そこからパートナーが直上していったのですが、10m程登った所で墜落。スクリューは3本打ち込んでおりましたが衝撃で上部1本が抜け、ダブルロープの伸びも加わりグラウンド。ビレイしていた私に直撃しました。落下した瞬間に右足がバキッ!と音がなり、これは折れたなーというのが判りました。

ヘリコプターによるレスキューを受け、そのまま付近の県立病院にて応急処置。当日は仲間に送ってもらいそのまま自宅へ帰宅しました。

f:id:sawakaido:20190707230801j:plain

矢印のところが骨折箇所です。

結果として、右足脛骨・腓骨両方骨折しました。

●入院から手術、退院まで 2月12日~2月16日

2月12日に付近の総合病院にて診察。上の画像は実際のレントゲン写真です。

担当医からは「これは要手術ですね、本日から入院です、明日手術です。」と物凄いスピーディーな流れでそのまま入院することに。

骨のズレなどにより偽関節と呼ばれる後遺症を残さないように、ボルトとプレートで固定するらしいです。また骨自体の治りが早くなるとのこと。

人生初の入院・手術がいきなり決まり、物凄くヘコみましたがそれよりもしっかり治さんと!という思いが強くあんまり恐怖心とかはありませんでした。部屋が決まり点滴を打たれマズい病院食を食べ、翌日手術室へ。

初めての手術は思っていたよりも怖いものではありませんでした。

麻酔は腰椎麻酔と聞いていたので物凄く痛いものを想像していましたが、腰椎麻酔のための事前麻酔が有り、殆ど痛みは無かったです。手術中は下半身の感覚は全くありませんし、音楽を流してもらいながら割とリラックスしていました。

手術中はモニターにレントゲンが映っているのですが、自身の骨に段々とボルトが打ち込まれて行く様子が恐怖でしたが面白かったです。

しかし、手術後麻酔が切れてからが苦痛でした。とにかく切った所が痛い!殆ど眠れず、さすがにヤバイと思ってナースコール。

若い看護婦さんに痛み止めをくださいと言ったら、有無を言わさず座薬をブチこまれました。最初は飲み薬を渡されるのかな~と思っていたのでビックリしましたが、効きは良く、何とか耐え忍びました。

下画像は手術後のレントゲン写真です。脛骨はボルトのみで固定。腓骨にはプレートが入りました。

f:id:sawakaido:20190707232455j:plain

翌朝になり、やっと痛みが治まってきたと思ったら今度は別な問題に苦しめられました。横になっていると何でもないけど、起き上がるとまるで酷い二日酔いのようなひどい頭痛と吐き気を催す状態に。退院は2月16日でしたが、帰りのタクシーの中でも嘔吐。

原因はまさかの腰痛麻酔によるもの。麻酔時に髄液が針の穴から漏出することで脳圧が下がり、頭痛が起きることがあるみたいです。

これは頭痛薬などは全く効かず、今回の骨折で一番苦しかったです。頭痛と嘔吐が収まらず食事も殆ど取れず、この症状は1週間ほど継続しました。

本当に死ぬかと思いましたが、1週間たったらケロッと治りました。食事がとれなかったため体重は4キロ程落ちてしまいました。2月21日から何とか仕事復帰。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2019年2月10日】登山中の事故記録 事故時の救助要請方法などについて

先日岐阜某所でアイスクライミング中、グラウンドフォールに巻き込まれてレスキュー搬送される事態になりました。

今回恥ずかしながら初めて要救助者側を体験したことと、山での救助要請について情報源になればと思い書いてみます。

 

●事故状況

12:30頃2ピッチの50m程の滝を登攀中、2ピッチ目を知人がリード、私がビレイヤーという状況において10mほど登ったところでクライマーが墜落。

3本打っていたスクリューのうち1本が抜けてビレイポイントまでグラウンド。

ビレイヤーの私に直撃という事故でした。

幸いな事にダブルロープの伸び分でのグラウンド、また私にあたり衝撃吸収されたのかクライマーは打撲程度で済みましたが、私は右足脛骨と脛骨骨折の全治6ヶ月の重傷を負いました。

支点のハーケン3枚のうち1枚、バックアップでとっていたスクリューが引っこ抜ける位だったので相当な衝撃だったのでしょう。

後続が丁度登ってきたところだったので、支点構築して貰い、何とか痛みに耐えながら自力での懸垂下降で取り付きまでおりました。

自力下山を考えましたが、右足は加重を一切かけられない状態であること、またアプローチが1時間半ほどかかることから救助要請の判断をとりました。

15:45ごろ、岐阜県の防災ヘリが到着し、ストレッチャーにて引き上げて貰い、病院まで搬送されるに至りました。

 

●事故要因

氷の状態があまり良くなかったにも関わらず、13cmのスクリューを打ち込んでいたのが大きいかなと思います。

氷の状態によってはバックアップで本数を増やしたり、長さのあるものを使うことが重要に思います。また、アイスにおいては危険度が高いため完登に拘らずプロテクションがうまく取れなかったら素直にアックステンションをかける心構えを取ることも重要です。

なんにせよスクリューを当てにしてはならないというのを身をもって実感しました。プロテクションの状況によっては死亡事故になっていた可能性もある中、右足骨折だけで済みある意味よかったのかもしれません。

 

●救助要請について

職業柄救助要請に関わることがあるため、冷静に救助要請を出来たことが本事故において唯一良かったことかもしれません。

電波状況によってはヘリが要救助者を探すのに時間がかかることもあり、適切な伝達が必要になります。

110番、119番どちらに連絡しても情報共有されてレスキューを要請することができます。有時の際は必ず下記内容を確認されます。

  • 事故の発生日時・発生場所
  • 傷病者の住所、氏名、年齢、連絡先など
  • 事故の要因
  • 傷病者の容態
  • 身体的特徴、着ているウェアの種類や色など
  • 登山届けの有無

救助隊員の皆様は要救助者である私へずっと声がけ、きめ細やかな容態観察、ヘリの爆風を身を持ってカバーして貰ったりと、素晴らしい対応を取っていただきました。彼らは仕事として行っているのかもしれませんが、心の底から感謝しています。

 

●救助費用について

今回は県の防災ヘリが出動したため救助費用の請求などはされませんでしたが、民間ヘリが救助にあたった場合は数十万円~数百万円の請求が来ることがあります。

要救助者によっては、救助のヘリに向かって費用がかかるならば来ないでくれと言う人が割といるのが実状です…。当たり前のことですが、実際の救助現場において要救助者がこれを選択することはできません。

最近は県警または防災ヘリが来ることが多いですが、民間ヘリが来て請求を受けているお客様を見ることもあります。通常保険では遭難費用はカバーされない場合があるので必ず登山をする方は山岳保険に加入しましょう。

今回の事故においては右足の骨が折れており、無理に歩いたら転位の可能性が高かったため迅速に救助要請の判断をとり正解だったと思います。

 

以上簡単に書かせていただきましたが、一番重要なのは事故を起こさないことだと思いますので、治ったら安全管理に努めていきたいと思います。

プロテインの泡立ちを簡単に一瞬で消す方法

知人のツテで純プロテインを大量に貰ったので、ジムトレーニングの後には必ず飲んでいます。

ただ、気になる点が一点。それは泡立ちです。

他のプロテインはSAVAS位しか飲んだ事が無いのでわからないのですが、純プロテインは異常な程泡立ちます。

下記のようにシェイカーに半分ちょっと下位まで水を入れてシェイクすると

f:id:sawakaido:20190204015835j:plain

水入れる前

こんな感じ。ただでさえクソマズいのに飲めたもんじゃないです。

f:id:sawakaido:20190204015933j:plain

 

この泡、調べてみるとトレーニー達の悩みの一つでもあるみたいで、泡を消すシェイカーなどもあるみたいですね。

ただ私はそんな事にまでお金を掛けたくはないので我慢して飲んでましたが、たまたま完全にこの泡を消す方法を見つけてしまったのでご紹介します。

それは・・

 

これ。

f:id:sawakaido:20190204020143j:plain

 

「森永」のミルクココアです。ちなみに「森永」でないとダメです。バンホーテンとかネスレのココアも試してみましたが、何故か入れないのと同様の泡立ちでした。

 

このミルクココアをスプーン一杯投入してシェイクしてみると・・。

f:id:sawakaido:20190204020307j:plain

 

画像の通り。全く泡立ちません。これはヤバいです。

一瞬泡立ちますが、すぐに消えます。理由はよくわからんですが、粘性が落ちるんでしょうね。

f:id:sawakaido:20190204020336j:plain

 

上記はカロリー増大につながるのではないかという懸念がありますが、私はスプーン一杯分のココア位でどうこうなるほどのシビアなトレーニングをしているわけではないので全く構わず飲んでいます。

プロテイン全般に効果があるのかは全く分からないですが、プロテインの泡に悩んでいる方は是非ためしてみてください。