ムカデのおにいさんのブログ

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登山ガイド・森林インストラクターとして登山ツアーを作っていたりします。沢と山と自然観察の情報発信と記録のブログ。

西表島 ユチン川~幻の湖~イタジキ川~西表縦断路 沢登り【2021年3月13~14日】

沢仲間のTBさんと一緒に西表島沢登りに行ってきました。

今回はユチン川から遡行し、イタジキ川の源流部にある『幻の湖』を通過して縦走路沿いに下山してきました。近年『幻の湖』までのツアーが出ているらしく、ルート整備され過ぎているのがちょっと残念でした。

●メンバー:私、TBさん

●装備:一般遡行装備+登攀具一式 50mダブルロープ

懸垂下降ポイントは幻の湖直下の滝とマヤグスクの滝の二か所。

マヤグスクの滝における懸垂下降は50mあれば十分です。トップは右岸寄りに下降するようにすれば、水量が多い場合も流芯を避けて降りれます。

また、西表島ではハーケンやカムなどのプロテクション類は不要です。引っ掛かる植物が多いので捨てヒモを用意しておくと良いです。

水は全体的に濁っているので浄水器を持っていきましょう。

●体感沢グレード:2級 要読図

●テン場:幻の湖以降は割と多め

フリクション:ヌルヌル。フェルトがオススメ

●見所:南国特有の渓相

復路マリュドゥの滝方面に向かう場合は、浦内川遊覧船の時刻に注意。

ルート図

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ユチン川から入渓し、幻の湖を越えたところにある平地をテン場に。イタジキ川に入るとテン場は沢山あります。今回はちょっと長いですが、浦内川遊覧船を使わずに縦断路を大富林道側に抜けました。

1日目

ユチン川(7:45)~ユチンの滝(8:45)~幻の湖(12:40)~テン場(14:40)

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前日はレンタカーを借りてミトレアキャンプ場に宿泊。ユチン橋脇にある駐車場に留めてスタート。

ユチン川はユチンの滝までのリバートレッキングツアーがよく出ており、登山道もよく整備されています。橋から右岸側に少し離れたところに登山口があるので初見だとちょっと迷うかも。ここに来るのはもう3度目なので、サクサクと進みます。

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西表島名物の大きなポットホールやヌメヌメのナメを歩きながら登山道を進みます。

西表島全体に言えることですが、コケの生えた平たい砂岩なので雨が降った後はメチャクチャ滑ります。

リバートレッキングなどで訪れる際はフェルトシューズを借りると良いです。民宿マリウドで1足300円でレンタルできるみたいですね。

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1時間ほどでユチンの滝に到着。右岸から巻きあがると滝上に出る事ができます。

遠くに見える海を眺めながら大休止。

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ユチンの滝からは古見岳に続く登山道があります。過剰なまでに多いピンクテープに少々興ざめしながら沢を登っていくと、予定していた分岐を過ぎて古見岳分岐まで来てしまいました。踏み跡多くボケっとし過ぎた・・・。

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画像左の赤線が正しいルート。

分岐を越えて緑線のルートに入ってしまいました。戻るのも面倒だし、そのまま詰めて尾根沿いをトラバースしていこうと進んでみましたが、地形図で平たくなっているところはツルアダンの密集地帯でした。

日本では小笠原諸島八重山諸島にしかないこのツルアダンのヤブは非常に厄介で、強靭なツル状のアダンが複雑に絡まっていて全く進めません。少し樹に登って眺めてみましたが、これが延々と続いていたので素直に引き返しました。1時間のロス。

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画像左の青テープが括り付けられているところが正解となる分岐です。

ここを進むと、さっきのツルアダンは何だったのかと思うくらいにサクサク分水嶺を越える事ができます。ここから幻の湖までも赤テープだらけ。ほぼトレッキングルートですねこりゃ。歩きやすくて良いのですが。

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小川や瀞沿いを進みます。平たい地形なので川はほぼ停滞しており、あんまり入る気がせず、素直にルート上を歩きました。

テープが多いので迷うことは無いと思いますが、平たいのでルートを外れないように注意。

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幻の湖到着。うーむ。これが幻の湖かぁーーって感じ。

川のカーブに大瀞がある地形になっており、確かに沼っぽい形ではありますが、『幻の湖』というネーミングは適切ではないと思います。

でも前々から来たいと思っていたところなので来ることができて満足。ここで大休止を入れて出発。

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幻の湖を越えると地形に変化が出てきます。直下に5m滝があり、滑りやすいゴーロ帯となります。ここは右岸の灌木から懸垂下降します。

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次第に渓相が変わっていき、200m程続くナメ床が出てきます。

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段々と水量が増えてゆき、枝沢の合流地点から少し過ぎたところにある幕営適地で1日目の行動終了としました。

ここは3年前にヒナイ川から遡行した際も泊まったところです。水はソーヤーミニで浄水して飲用しました。ここの水をそのまま飲む気はしません。

2日目

テン場(8:15)~マヤグスクの滝(10:00)~西表島縦断路分岐(10:20)~大富林道出合(13:25)~大富バス停(15:20)

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2日目です。夜泡盛を飲みすぎ、若干酔っぱらった状態でスタート。

テン場を過ぎてヒナイ川の分岐と合流すると、一気に水は淀み、大瀞が続きます。

3年前は皆でワイワイ泳ぎましたが、今回は泳ぐのが面倒だったので全て巻きました。西表島は全体的に平坦なので、どの瀞も容易に巻けます。泳ぐの苦手な人でも大丈夫。

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大瀞が終わるとゴーロ帯に入ります。ここも適当に下っていきます。

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平たいナメになるともう間もなくマヤグスクのゴルジュ。西表島独特の地形ですね。このあたりから、マヤグスクの滝までが西表島の沢で個人的には一番好きな場所です。

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マヤグスクのゴルジュです。やっぱりこのゴルジュはカッコイイ!

ここは右岸奥にある灌木から懸垂下降するのが定石となりますが、流線沿いにフリーで降りる事も出来なくは無い。

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と言いつつ素直に懸垂。

ここは増水時は結構水流が強いので、トップは画像の様に流芯を避けて右岸寄りに降りるようにしましょう。ロープは50mあれば余裕です。

マヤグスクの滝に訪れるのは今回で5回目となりますが、この滝はいつ見てもカッコイイです。ここからはトレッキングルートとなるため、整備された登山道沿いに下山して行きます。

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縦断路出合い。ここで右に曲がってカンピレー・マリュドゥの滝方面に向かえば一時間半位で着くのですが、遊覧船乗船代を往復分取られるのが嫌だったので、今回は長い長い大富林道側へ下山しました。

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分岐から大富バス停までは約16キロ、5時間の長い長い道のりです。ここを歩くのはもう4度目。

縦断路自体は昔遭難者が出たことにより非常によく整備されており、倒木などはありますがピンクテープや看板も多く、まず迷うことはありません。15:32発の最終バスに間に合いました。

バスは一日4本しか出ていないため、うまく時間調整しないと結構待つことになります。時間によっては大富のタクシーを用いると良いです。

今回も天候に恵まれ、最高の沢遠征となりました。このルートは整備された箇所が多く、沢というよりはトレッキング的な要素が高かったので難易度は高くは無いですが、道迷いしやすい地形となるので沢グレード2級としました。スマホGPSなど活用した方が良いでしょう。

境川 大畠谷右俣(オバタキタン) 沢登り 【2020年9月20~21日】

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概要

今年度の目標の1つであった大畠谷右俣に行ってきました。ここは通称オバタキタン(大畠谷北谷?)と呼ばれています。噂通りの素晴らしいマルチピッチを楽しめる沢でした。

●メンバー:イボGさん、TUBUさん、RYOさん

●アクセス:桂湖南端部大笠山登山口に駐車

※ほぼ路駐になり、登山者も多いため早めに行かないと大分手前に駐車させられることになります。

●装備:一般遡行装備+登攀具

※カム類は殆ど出番無し。ハーケンを多めに持って行った方が良い。イボイノシシの記録があり持って行ったが使わなかったです。
●沢グレード:5級

フリクション:とても良い。ラバーでもフェルトでも可

●下山難易度:登山道があり容易だが長い。北側の開津谷を下降するルートも一般的らしい

●遡行図:『渓谷登攀』他WEB上に転がっているものを

※ネット上のものでは、京都雪稜クラブ様の遡行図が一番見易く正確だと感じました

(下記参照)

京都雪稜クラブ:2005年09月 白山 大畠谷右俣〜開津谷(沢登り)遡行図

●テン場:二股は思ったよりも広い。雪渓無ければ3P位余裕で行けそう。ただし、薪は少ないです。

●コースタイム:

1日目
入渓地点(6:55)…2段25m(7:50-9:10)…2連続CS滝(10:45)…2段40m滝(14:00-14:55)…二股(15:20・泊)

2日目
登攀開始(6:30-10:10ロープ解除-11:00巻き終了)…40m滝(11:40)…15m滝(11:55)…登山道出合い(11:55)…大笠山山頂分岐(14:10)…駐車場(17:20)

●入浴:くろば温泉 料金600円 営業時間21時まで 食事処有り

ルート図と縦断図

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遡行記録:1日目

入渓

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大笠山登山口に駐車し、準備をしてスタート。大笠山は割と人気らしく、連休等言うことも相まってほぼ満車。ここに駐車しないと数百メートル戻ることになります。

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登山口の橋向かって左手に踏み跡があり、降りると即入渓できます。ダム満水の場合は初っ端泳ぎみたいですが、今回はダムの水量少なかったため全く水はありませんでした。

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暫くは普通。序盤は釣り人が多く入るらしい。

核心①:2段25m滝の巻き

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1時間ほどで2段25m滝に到着。ここで先行パーティーに追いつきました。ここは少し戻って奥の10m滝ごと左岸から巻き。先行パーティーは右岸から巻いてました。

一部高度感のある草付きや落石しやすいところもありましたが、懸垂下降せずに降りる事ができました。時間にして1時間20分ほど。

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Fig1 喜びに満ち溢れるRYOさん

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巻き終わると暫くは普通。明るく開けており気持ち良い。

核心②:ゴルジュ内小滝帯

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暫くしてゴルジュに入ると小規模な滝が連続します。ここは右岸からフリーで。

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ここは左岸から容易。他いくつかの簡単な小滝を登っていきます。

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2連続CS滝。ここは奥のCS滝が明らかにムリそう。左岸の草付きを巻き、奥のCS滝の斜め上辺りの残地支点を使い懸垂下降。

残地支点は2か所、古いハーケン3枚にスリングが掛かっているものと、その下に伸びきったリングボルトに新しいハーケンが打ち足されたものがありました。

 

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CS滝後も小滝が続きます。

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ここは1段目はフリーで容易。2段目は流真右側から登ります。

2段目はロープを出してイボGさんがリード。ハーケン2枚で支点構築し後続確保。中間支点はとれません。

個人的には小畠谷でここが一番悪かったです。ホールドが細かい上に小さなフットホールドに立ちこみムーブになるのがいやらしい。

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ここは左岸から。落ち口が悪いので念のためロープを出しました。

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最後は快適なシャワー。ここを過ぎると暫くゴーロ帯歩き。

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柱状節理の岩壁も出てきます。

核心③:2段40m滝の巻き

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二股が大分近づいてくると、1日目最後の核心となる40m滝が現れます。

ここは左股の枝沢からルンゼを登り、右岸のバンドを経由して巻きます。我々は少し登り過ぎてしまい、バンドの上に出てしまったので懸垂下降。丁度降りたところが滝の落ち口でした。うまくルート取りが出来れば懸垂下降無しで巻けると思います。

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落ち口から40m滝を見下ろす

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あとは適当に進んでいくと、二股に到着!圧倒的スケールの大スラブに一同大興奮!!

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Fig2 RYOさん大興奮

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明日のルート等を確認した後は、テキトーに巻きを集めてタープを張り幕営。思ったよりも河原が広いため幕営適地は多いですが、立木等が無いためタープが張りづらいです。薪をポール代わりにして設置。薪は少な目だけど木目の密な流木が多いため、火が長持ちしてある程度焚火を楽しめました。

夜はエアーマットがパンクしたうえ、雨が降り端に寝ていた私はもろに水を浴び寒い夜を過ごしました。おかげで翌日体調不良に苦しむことに。

 遡行記録:2日目

核心④:大スラブ登攀

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 4時起床の6時30分から登攀開始。前夜に雨が降ったが、風の通りが良く岩はほぼ乾いた状態でした。ルート取りは上記の通り。ゴルジュ手前から凹角沿いを登り、トラバースしてルンゼの所からスラブ登攀といったルートを選択しました。後で調べてみると黄色いラインから取り付くのが一般的みたいです。

難易度は全体的にⅢ級位となり難しくはないですが、岩が非常に脆くハーケンを打つと剥がれるものばかり。プロテクションが取れるところが少なくリードクライマーはほぼフリーで気を抜けないクライミングになります。また、浮石が多く後続に落石を落とさない登りとルート取りが重要です。

・1ピッチ目(私がリード) 

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凹角から登り落石が積もったバンドでビレイ。凹角にカムが決まるが、終了点はバンド貧弱な木の根っこと殆ど効いてないハーケンのみ。

・2ピッチ目(イボGさんリード) 

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バンドからルンゼにトラバース。50mロープほぼ一杯に使います。ルンゼのクラックにはハーケンバチ効きですが、中間支点となるリスは乏しくハーケンの効きも悪い。

・3ピッチ目(私がリード)

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ルンゼから取り付き、右上気味に登ってゆく。ここも50mほぼ一杯。プロテクションは殆ど取れなかった。このあたりから浮石が非常に多くなるため注意しながら登ります。終了点として使えるクラックやリスはわずか。

・4ピッチ目(イボGさんリード)

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3P終了点から樹林帯を目指して左上気味に。ここも難しくはないが、剥がれかけの岩に乗るので慎重に。振り返ると左股の大滝と右股のゴルジュを眺めることができます。見るからに突破困難な滝が見えます。

・5ピッチ目(私がリード)

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ルンゼ沿いに樹林帯沿いを登ります。灌木が多くなったところでピッチを切り、ロープ解除。

下降~詰め~下山

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ここからまた沢に戻るために下ります。途中のルンゼトラバースは下部はちょっと悪そうなので上部から。ルンゼを渡った尾根から沢に向かってヤブ漕ぎ。高く太い樹の方に向かって進むのがポイント。

懸垂の記録が有りましたが、そのまま歩いて降りることが出来ました。

ここで沢に下る際イボGさんがマムシに気づかず斜面を滑り降りたのが本山行において一番のピンチでした。マムシも巨大生物にのしかかられビックリしたでしょう。

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沢に下ると渓相は非常に穏やかになります。大休憩をとって詰めに入ります。

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40m滝はホールド豊富で緩やかなためフリーで越えます。40m滝を過ぎて暫くすると二股になっており本流側には15m滝が掛かります。ここで最後の給水し、左股の支流を詰めて行くと間もなく水流が途絶えてヤブ漕ぎパートに入ります。

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ヤブはそこまで濃くは無いです。日本海側特有の粘り気のある木々をかき分けたり乗り越えたりして行く感じでササは少な目。1時間ほどで登山道に合流。

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後はアップダウンのある長い長い大笠山登山道を4時間半ほど歩いて下山。体調不良のうえ、フル装備で標高差1200m以上の道のりが辛かったです。登山道は非常によく整備されており、迷うところは特にありませんでした。

帰りは『くろば温泉』にて入浴と食事を済ませて解散。

下山が長くて大変でしたが、最高のロケーションを堪能できる素晴らしい沢でした。

鈴鹿 渋川 沢登り 【2020年8月23日】

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天気予報が悪かったので、近場で短く楽しめる沢ということで渋川に行ってきた。ボルダリング的な楽しさでサクッと短時間で終わる沢。残地が多すぎるのがマイナスか

●メンバー:KNSさん

●アクセス:滋賀県愛郷の森Pに駐車(P代500円)

●装備:一般遡行装備+登攀具

●体感沢グレード:2級

※一般的に3級とされているが、現在残地の多さや尺の短さからもはや初心者に楽しんでもらえるような設備の整った沢となります。よって水量に関わらず沢グレードとしては2級と判断。

フリクション:普通。ボルダームーブが出るのでラバーが良い

●見所:いい感じに登れる小滝群

●下山難易度:容易 川沿いに舗装路有り。

●遡行図:『さわナビ』様より

●コースタイム:駐車地点(9:00)…遡行終了点11:00)…駐車場(11:30)

ルート図

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遡行

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愛郷の森駐車場に駐車して準備をしてスタート。愛郷の森は入り口で管理人に500円払い駐車許可証をフロントに置き駐車。キャンプ客やファミリーが沢山居る中、駐車場からすぐの砂防堰堤を越えて入渓。

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暫くは河原歩きとなります。いくつか堰堤を越えるのですが、画像のように酷く浸食されているものも。いつ作られたものなのだろうか。

今日は天気予報に反してカンカンの晴れでした。水は暖かく水量も少ない。適当にジャブジャブと体を冷やしながら歩いて行きます。

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橋を越えるとやっと沢登りっぽくなります。

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最初の登りポイント。先行パーティーが居ました。

通常はこの右岸のオニギリのような岩の右側を登りますが、ロープを出していて時間が掛かりそうなので左岸をトラバース。ちょっと微妙なボルダームーブでしたが無事抜けられました。オニギリ岩脇を登るよりもこちらの方が悪いです。

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続いて2段8m。上部にはキャニオニングを楽しんでいる方々が懸垂下降の準備をしていました。ここは右岸の3段になったテラスから登ります。2段目に登るところが結構悪いのですが、残地ロープが設置されているのでこれを使えばサクッと登れます。

残地に頼らない場合はマントル失敗すると下まで落ちるのでロープを出した方が良いです。

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この沢は画像のように至るところにボルトや残地があります。殆どすべてキャニオニングツアー会社が打ち込んだものでしょうが、打ちすぎです。職業上あんまり文句は言えないんですがね。

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ここは左岸のチョックストーはンからボルダームーブで登ります。要スメアなのでフェルトだときついかもしれません。左岸上部には残地ハーケンあり。右岸にはハンガーボルトがあるので流真脇をトラバースしてもいけるのかもしれません。試したことは無いですが。

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ここはあえて流真をシャワーで直登。水量多い場合は左岸から快適に登れます。 

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沢ボルダーを楽しむKNSさん

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核心部です。ここは左岸はヌルヌルで相当悪い。左岸から突破する場合はショルダーで後続をフィックスであげます。右岸から行く場合はトラバースとなります。落ち口がちょっと悪いのでメンバーによってはロープを出した方が無難です。キャメ#0.4あたりが効きます。

今回は流真を直登しようと試みましたが失敗。今回はたまたま上に居たパーティーがお助けヒモを出してくれたのでご厚意に甘えてそのまま抜けました。

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プチ廊下と泳ぐKNSさん。

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ラストの4mは水量が少なかったので滝身を登りました。フリーで水流を浴びながら爽快シャワークライミング

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ここを越えれば終了。舗装路沿いに30分程下って駐車場へ。

帰りは『池田牧場』にてイタリアンジェラートを食べて帰路につきました。

庄川 木滝谷 沢登り 【2020年8月16日】

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お盆最終日の沢行。記録もあまり無いため軽い気持ちで臨んだ沢でしたが、思った以上に面白く、素晴らしい沢でした。

●メンバー:私、IVOGさん、HTNさん

●装備:一般遡行装備+登攀具 

●体感沢グレード:3級位 登攀・巻きがちょっと悪い

フリクション:滑りまくり。フェルトの方が良いかも

●見所:連続する滝 ゴルジュ

●下山難易度:容易 舗装路に上がる

●遡行図:無し

●コースタイム

駐車ポイント(9:15)…高滝(10:10)…10m滝(11:00)…20m滝(11:20)…流木だらけの20m滝(12:30)…砂防堰堤(13:45)…出渓地点(14:40)…駐車ポイント(15:40)

ルート図

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遡行

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白川インターから白川郷を抜け、天生湿原に至る国道の途中『中瀧橋』の脇に駐車、準備をしてスタート。

いつもはここは秋に仕事で行くルートで、夏に来るのは初めてです。周りはブナやカエデ類に囲まれた良い感じの森。

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駐車Pからも見える中滝。

早速の巻きです、ここは右岸巻き。割と新しめの踏み跡とピンクテープが。

 



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なぜかこのあたりだけピンクテープがやたら多いです。別に迷うようなところじゃないんですが。

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滝を越えると良い感じの渓相になるのですが、この沢全体を通して非常に滑ります。登攀系ということもありラバーソールのシューズを履いてきたのは失敗だったかも。

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暫く進むと高滝に到達。凄い迫力の滝。滝つぼは水しぶきと風が凄いです。

ここは左岸から高巻き。高度感があり、若干悪いところもあるのですが灌木が強いので掴むところは沢山あります。個人的に豪雪地帯の灌木って細い木でも粘りが強くて抜けにくい印象です。

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続いて10mの直瀑。ここは右岸側が登れそうだったのでイボGさんがリード。リスもクラックも殆ど無く、途中キャメロットを1ヵ所決めて突破。

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この沢は片麻岩が多い印象。たまに石灰岩も転がっているのですが、目立った露頭は特に見られなかったので上流から転がってきたのかもしれない。

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続いて20m。ここは私がリード。

流真左側から灌木を支点に取りながら登ります。

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落ち口あたりがブッシュを掴みながら乗り込む感じでちょっと気持ち悪い。

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滑り、ホールドが乏しく割と悪めなところが多いです。登れなさそうなところは適当に巻きます。

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流木だらけの20m。ここは登攀は無理そうなので左岸から巻き。

ここの巻きは悪いのでHTNさんがリードでロープを出しました。

泥付きを10m程登ったところから左岸のバンドをトラバースして灌木に支点を取りながら巻きます。写真を撮り忘れた・・。

最初のトラバースが悪く、初見では中々選ばないルートかもしれませんがここを選ばないと結構な大高巻きになるかもしれません。

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ここから上は泳いで取り付いたり巻いたり適当に進めます。

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砂防堰堤を越えると突如、沢は穏やかな小川になります。

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しばらく進むと道があり、ここからあっという間に出渓。

国道を1時間ほど下り駐車ポイントへ。今回はお盆中ということもあり混雑を避け入浴せずに帰路へ。

板取川 川浦谷支流 海ノ溝洞 沢登り 【2020年8月13日】

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一昨年位からIVOGさんと計画立ててたものの、悪天候により中々実現できなかった海ノ溝(ウノミゾ)遡行に行ってきました。雨の中水流の強いゴルジュが手ごわい沢でした。

●メンバー:私、IVOGさん、Tさん、RYOさん

●装備:一般遡行装備+登攀具 水に浸かる時間が長いので保温性の高い服装で。フローティングロープがあると便利。

●体感沢グレード:4級位 登攀・泳ぎ要素がメインとなる

フリクション:滑るところが多い。ラバー推奨。

●見所:圧倒的ゴルジュ

●下山難易度:容易 ルートも引き返し易いのでエスケープも容易

●遡行図:『渓谷登攀』より。一本道なので迷うところ無し

●コースタイム

 

駐車場(8:10)…川浦本流分岐点(8:20)…大釜の滝(9:20)…チョックストーンのゴルジュ(10:45)…林道出合い(14:40)…駐車地点(15:15)

ルート図

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遡行

今回はワザワザ関東から来てくれたRYOさん、いつものIVOGさん、Tさんのつよつよメンバー。しかし当日は残念なことに雨天。しかもお昼位まで段々悪くなると。

ここは増水に強く影響を受ける沢なので撤退ムードでしたが、見下ろしてみるといけなくは無さそう。増水怖いけど、せっかく来たのだからいけるところまでは行ってみようぜということでスタート。

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橋から見下ろすF2。

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アプローチは橋の下から右岸を懸垂下降。すぐに最初の関門F2となります。

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ここはあっという間にRYOさんが流真を泳いで突破。IVOGさんは右岸をフリーでトラバース。この人達やっぱり強い。

私はフィックスで楽して突破。落ち口がそんなに深くないので特攻すれば割と行けるみたい。トラバースの場合は水に入らずに右岸をスメアで。

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ここからは美しいゴルジュの中に小規模な滝や淵が連続します。全部直登するのでなければ難しいところは特にないので泳いだりへつったりしてテキトーに突破。幸いなことに水温が高めだったので快適に遡行。

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あっという間に大釜の滝に到着。ブルーの釜がとても綺麗。ここはロープを出して左岸から登ります。リードジャンケンに買ったRYOさんがトライ。

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ハングしたのクラックに残地ハーケン有り。下部の水流際にあるホールドを見つけるのがポイント。上部はガバだらけなので快適です。

右岸から写真を撮ると中々インスタ映えする写真がとれますよ。

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フォローで登る私。

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滝を越えるとすぐに有名なチョックストーンの滝に到着です。

ここが海ノ溝の核心と言えるでしょう。

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ここはチョックストーン右側からエイドで登るのがセオリー。

早速我らが特攻隊長のTさんが突っ込むも激流により跳ね返される。その後皆右岸から左岸から中央から突っ込むも流れが強く到達できず・・。

泳ぎ沢でもめっぽう強い彼らが跳ね返されるのは中々無い。自信を無くして落ち込む一同でしたが、今日はきっと流れが強いのでしょう。

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戦略を変えてチョックストーン上の流木めがけてハンマー投げ

何度も投げ続け、手前側の流木にうまくきまり、私がユマーリングで直登するも流木に手が届いたところでハンマーが外れて落下。奥の方にきまればチョックストーンまで届いたんですが・・。

結局全部で2時間くらいトライし続けましたが、天気も心配なのであきらめて左岸巻き。

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左岸巻きも滑りが強く、泥が乗っているため悪めです。

念のためロープを出して左岸テラスへ。

画像は流木の端にひっかかったままになっていたフローティングロープを回収するためにチョックストーンまで降りて見た滝側。

滝つぼに落ちるとヤバそうなのでここもチョックストーン上も中々神経を使いそう。せっかく順調にこれたのにチョックストーンで大分時間が掛かってしまいました。

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チョックストーンを過ぎて暫くするとゴルジュが開けて急に渓相が穏やかになります。

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適当なところで林道に上がって終了。

また一つ行きたかった沢に行くことができ、満足のいく山行でした。

台高 北山川水系 東ノ川本流 沢登り【2020年8月8日~9日】

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東ノ川と書いてウノカワ。大台ヶ原の西方から北山川に続くこの沢はデカく切り立った大台ヶ原ならではの地形が魅力。地形図を見て一度は行ってみたいと思っていた沢です。

●メンバー:私、HTNさん、MKさん

●装備:一般遡行装備 登攀装備はいらないが、懸垂などする場合になったときのためにロープはあった方が良い。メンバーの技量によってはお助けヒモを出す場面が多くなるので補助ロープがあると便利。今回はルート取りが良かったのか、懸垂下降の場面は無かった。

●体感沢グレード:3級位。体力+沢力系

フリクション:本流に入ると滑るところが多い。ボルダームーブが多いのでラバーが良いかも。

●見所:水が綺麗 圧倒的な巨岩帯 大滝

●下山難易度:容易 遊歩道に交差する。

●テン場:割と多め。白崩谷出合い・中崩谷出合い・大抜け谷出合いあたりが良い。薪も沢山あるので焚火には困らない。

●コースタイム

1日目:大台ヶ原P(7:00)…下降ポイント(8:20)…東ノ川本流出合い(12:00)…テン場(15:40)

2日目:テン場(7:50)…地獄釜滝(7:55)…西ノ滝(10:15)…シオカラ谷出合い(10:45)…シオカラ橋(13:20)…大台ヶ原P(13:50)

ルート図と縦断図

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1日目:大台ヶ原P~白崩谷~中崩谷出合い

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大台ヶ原Pよりスタート。連休はじめということでほぼ満車状態。登山道は非常によく整備されてますが、堂倉山方面に向かう尾鷲道の分岐は看板が出ていないので要注意。東屋の裏手に踏み跡があるのでそちらに進むのが正解。

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ミヤマクワガタのメスを発見。

堂倉山の南側に差し掛かったところから適当に白崩谷に下降していきます。

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早速20m程の立派な滝。ここは左岸から楽に降りられます。

ここから先は巨岩により埋め尽くされた渓相になります。

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一つ一つがトラック位ある岩の隙間を縫って下降していきます。滝を含めて悪そうなところばかりですが、必ずどこかしらに弱点があり、懸垂下降などは必要ありません。

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巨岩帯で一度伏流し、また水流が出てくると東ノ川本流は近いです。このあたりが一番今回の山行で透明度が高かったです。伏流している間に十分濾過されているんでしょうね。

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東ノ川本流出合い。最初は穏やかな歩きになりますが、しばらく歩くと延々と続く巨岩帯がスタートです。今回本流の水は物凄く暖かく水浴びしながら進んでいきます。

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パッと見普通のゴーロ帯に見えますが、一つ一つが家位の大きさの巨岩帯。直登困難なところばかりでひたすら右岸巻きです。トレースがまぁまぁ有り、巻きに関してはそんなに迷うところはありません。

しかし、それぞれの巨岩の間を乗り越えて行くためのルートファインディング力が求められます。重い荷物を背負ってひたすらボルダーをこなして行くのは中々しんどいです。また、足を踏み外したらヤバいところが多いので初級者を連れて来る場合は補助ロープ・お助けヒモを出す場面が多くなると思います。

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巨岩を巻きながら中崩谷にて幕営。夜はヌカカが多く肌が出ているところを30か所位刺されました・・・。蚊やアブは1~2日で収まりますが、ヌカカは1か月位痒みが続くので辛いです。蚊取り線香と虫よけ必須ですね。

2日目:中崩谷~シオカラ谷~大台ヶ原P

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テン場から5分程あるくと地獄釜滝です。名前の通り地獄のような暗い釜をもった斜瀑です。ここは左岸から容易に巻けます。

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二日目も巨岩帯をひたすら乗り越えて行きます。10級~8級のボルダーを延々とこなす感じ。

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有名な3つの大岩は近づいた時にはデカすぎて全体を写真に収める事が出来ませんでした。これだけ大きい巨岩が転がってきた時にはどれだけの衝撃があったのか。。

ここは左岸から巻きます。残地ロープも有るので迷うところは無いです。

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この後も巨岩を乗り越え続るとパッと視界が開け、西ノ滝150mと中ノ滝245mが落ちる絶景が広がります。来てよかった~と思える光景。ここを過ぎると渓谷は東側に延び、シオカラ谷へと入ります。

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シオカラ谷に入ると沢は急に細くなりますが、巨岩のゴーロは変わらず続きます。ここからは登れる滝も出てきて、シャワークライミングしながら進みます。

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最後の25m滝。ここは関西起点沢登りルート100では左岸巻きとなってますが、右岸の枝沢から巻きました。

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25m滝を巻くと沢はいきなりナメ床となり、今までの激しいゴーロ帯は何だったのかと思うような穏やかな渓相となります。
そのまま150m程進むとハイキング客でごった返すシオカラ橋に出合います。最後の水浴びで体を冷まし、大台ヶ原Pまで30分。

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帰りは『あきののゆ』にて入浴し、帰路へ。

良い時期に良い沢に行けて良かった。

 

 

両白山地 大日ヶ岳トレッキング 【2020年6月27日】

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梅雨の晴れ間に山岳会のSAMさんとHさんが大日ヶ岳に行くというので便上してきました。ルートは桧峠から山頂ピストン。ここは冬のBCでしか行ったことが無かったため夏
季の様子を見るのがとても新鮮。季節の生き物を見ながら歩いてきました。

 

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スタートはスキー場から。ゴンドラ乗り場まではワラビが群生しており、登山者達がこぞって採集してます。ここを過ぎるとブナ林となり、エゾハルゼミが鳴く登山道を登ります。

 

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ノリウツギ。ウツギと名付けられてますが、見ての通りアジサイの仲間

 

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ササユリ。このあたりのササユリは皆ホワイトです。

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ギンリョウソウ

 

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稜線に出ると低木~草原になります。私の生まれの関東だとこの標高ではこのようにはなりません。積雪・風・土壌の水分含有量等が要因となる『山頂現象』という現象です。

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ニッコウキスゲ

 

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オオヤマレンゲ。初見です

 

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ゴゼンタチバナの群生

 

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アカモノ

 

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山頂です。

写真に挙げたもの以外でも様々な花を見る事ができました。久々にゆっくりと色々見ながら歩くことができて楽しかったです。帰りは『満天の湯』にて入浴し帰宅。