鈴鹿 ホタガ谷 沢登り 2018年10月24日
平日休みの沢登り。
鈴鹿のホタガ谷に行ってきた。
メンバー:Mさん、Kさん、私
装備:カム1セット・ハーケン(適量)ロープ(8.6*50m)
鈴鹿としては難しめの登攀系3級。
寒くなってきたから登り系の沢に行きたいというリクエストを受けての沢選定だったが、リクエストの当人は体調不良で欠席。
実はこの谷、6月にもイボGさんと遡行している。
ホタガ谷はマイナー百名集『日本百名谷』において称名川 ザクロ谷や赤石川などのスター選手な沢に名を連ねる鈴鹿唯一の沢らしい。
入渓は宇賀渓駐車場から。
涼しくなってトレッキングのお客も増えてきたのか、宇賀渓駐車場には登山客が20人程居た。竜ヶ岳入山には目的問わず駐車場脇の受付で入山届けを出さなくてはならず、入山料を一人200円払う必要がある。
ただし、車を駐車した場合は駐車代500円で免除となるので、今回は有料駐車利用。
(有料駐車場の外にはフリーの駐車場有)。
駐車場から20分も歩けばホタガ谷出合い。
全体的にこの沢は立ったゴルジュに阻まれ、薄暗い。
確かに鈴鹿の沢としては異質かもしれない。
ロープを出す滝は3カ所。今回は全て私がリード。
1本目。右岸のトイ状部分を登る。残置ハーケンあり。
登りはじめが若干悪いが、落ち着いて探せばホールドがしっかりある。
滝上灌木で支点を取る。
2本目。下からは見えないが2段滝となっている。
こちらも右岸から登る。
階段状になっており特に難しくは無いが、落ち口が脆いので落石に注意。
下部の残置は腐り落ちていたのでハーケンを打つ。
上部は画像は無いが同じく右岸に残置があるので残置に沿って登っていけば良い。
小さ目のカムの効くクラックも十分ある。
3本目
30m滝とあるが、立っているのは中間部の3m位のところだけ。
なんか思っていたよりも小さな滝。
6月に登ったときはイボさんリードで流芯を登った。
今回は左岸に残置を見つけたので残置沿いに上がり、トラバース。
3本目の滝を登って暫くすると、石灰岩帯になり水流が無くなる。
沢装備を解除して適当に尾根を登れば遠足尾根に出ることができる。
昔は人の背丈ほども笹が伸びていたらしいが、今現在は鹿の食害により膝位まで満遍なく刈り取られている。
見通しが良いので迷うことは無いだろう。
鈴鹿登攀系の沢入門としてはお隣の蛇谷に行く人が多いけど、こっちの方がスリリングで楽しめるかも。
日本百名谷にふさわしいかどうかはわかりませんが、花崗岩⇒砂岩⇒石灰岩と岩質の変化がありツメも楽しめる良い沢でした。