庄川 木滝谷 沢登り 【2020年8月16日】
お盆最終日の沢行。記録もあまり無いため軽い気持ちで臨んだ沢でしたが、思った以上に面白く、素晴らしい沢でした。
●メンバー:私、IVOGさん、HTNさん
●装備:一般遡行装備+登攀具
●体感沢グレード:3級位 登攀・巻きがちょっと悪い
●フリクション:滑りまくり。フェルトの方が良いかも
●見所:連続する滝 ゴルジュ
●下山難易度:容易 舗装路に上がる
●遡行図:無し
●コースタイム
駐車ポイント(9:15)…高滝(10:10)…10m滝(11:00)…20m滝(11:20)…流木だらけの20m滝(12:30)…砂防堰堤(13:45)…出渓地点(14:40)…駐車ポイント(15:40)
ルート図
遡行
白川インターから白川郷を抜け、天生湿原に至る国道の途中『中瀧橋』の脇に駐車、準備をしてスタート。
いつもはここは秋に仕事で行くルートで、夏に来るのは初めてです。周りはブナやカエデ類に囲まれた良い感じの森。
駐車Pからも見える中滝。
早速の巻きです、ここは右岸巻き。割と新しめの踏み跡とピンクテープが。
なぜかこのあたりだけピンクテープがやたら多いです。別に迷うようなところじゃないんですが。
滝を越えると良い感じの渓相になるのですが、この沢全体を通して非常に滑ります。登攀系ということもありラバーソールのシューズを履いてきたのは失敗だったかも。
暫く進むと高滝に到達。凄い迫力の滝。滝つぼは水しぶきと風が凄いです。
ここは左岸から高巻き。高度感があり、若干悪いところもあるのですが灌木が強いので掴むところは沢山あります。個人的に豪雪地帯の灌木って細い木でも粘りが強くて抜けにくい印象です。
続いて10mの直瀑。ここは右岸側が登れそうだったのでイボGさんがリード。リスもクラックも殆ど無く、途中キャメロットを1ヵ所決めて突破。
この沢は片麻岩が多い印象。たまに石灰岩も転がっているのですが、目立った露頭は特に見られなかったので上流から転がってきたのかもしれない。
続いて20m。ここは私がリード。
流真左側から灌木を支点に取りながら登ります。
落ち口あたりがブッシュを掴みながら乗り込む感じでちょっと気持ち悪い。
滑り、ホールドが乏しく割と悪めなところが多いです。登れなさそうなところは適当に巻きます。
流木だらけの20m。ここは登攀は無理そうなので左岸から巻き。
ここの巻きは悪いのでHTNさんがリードでロープを出しました。
泥付きを10m程登ったところから左岸のバンドをトラバースして灌木に支点を取りながら巻きます。写真を撮り忘れた・・。
最初のトラバースが悪く、初見では中々選ばないルートかもしれませんがここを選ばないと結構な大高巻きになるかもしれません。
ここから上は泳いで取り付いたり巻いたり適当に進めます。
砂防堰堤を越えると突如、沢は穏やかな小川になります。
しばらく進むと道があり、ここからあっという間に出渓。
国道を1時間ほど下り駐車ポイントへ。今回はお盆中ということもあり混雑を避け入浴せずに帰路へ。