鈴鹿 渋川 沢登り 【2020年8月23日】
天気予報が悪かったので、近場で短く楽しめる沢ということで渋川に行ってきた。ボルダリング的な楽しさでサクッと短時間で終わる沢。残地が多すぎるのがマイナスか
●メンバー:KNSさん
●アクセス:滋賀県愛郷の森Pに駐車(P代500円)
●装備:一般遡行装備+登攀具●体感沢グレード:2級
※一般的に3級とされているが、現在残地の多さや尺の短さからもはや初心者に楽しんでもらえるような設備の整った沢となります。よって水量に関わらず沢グレードとしては2級と判断。
●フリクション:普通。ボルダームーブが出るのでラバーが良い
●見所:いい感じに登れる小滝群
●下山難易度:容易 川沿いに舗装路有り。
●遡行図:『さわナビ』様より
●コースタイム:駐車地点(9:00)…遡行終了点11:00)…駐車場(11:30)
ルート図
遡行
愛郷の森駐車場に駐車して準備をしてスタート。愛郷の森は入り口で管理人に500円払い駐車許可証をフロントに置き駐車。キャンプ客やファミリーが沢山居る中、駐車場からすぐの砂防堰堤を越えて入渓。
暫くは河原歩きとなります。いくつか堰堤を越えるのですが、画像のように酷く浸食されているものも。いつ作られたものなのだろうか。
今日は天気予報に反してカンカンの晴れでした。水は暖かく水量も少ない。適当にジャブジャブと体を冷やしながら歩いて行きます。
橋を越えるとやっと沢登りっぽくなります。
最初の登りポイント。先行パーティーが居ました。
通常はこの右岸のオニギリのような岩の右側を登りますが、ロープを出していて時間が掛かりそうなので左岸をトラバース。ちょっと微妙なボルダームーブでしたが無事抜けられました。オニギリ岩脇を登るよりもこちらの方が悪いです。
続いて2段8m。上部にはキャニオニングを楽しんでいる方々が懸垂下降の準備をしていました。ここは右岸の3段になったテラスから登ります。2段目に登るところが結構悪いのですが、残地ロープが設置されているのでこれを使えばサクッと登れます。
残地に頼らない場合はマントル失敗すると下まで落ちるのでロープを出した方が良いです。
この沢は画像のように至るところにボルトや残地があります。殆どすべてキャニオニングツアー会社が打ち込んだものでしょうが、打ちすぎです。職業上あんまり文句は言えないんですがね。
ここは左岸のチョックストーはンからボルダームーブで登ります。要スメアなのでフェルトだときついかもしれません。左岸上部には残地ハーケンあり。右岸にはハンガーボルトがあるので流真脇をトラバースしてもいけるのかもしれません。試したことは無いですが。
ここはあえて流真をシャワーで直登。水量多い場合は左岸から快適に登れます。
沢ボルダーを楽しむKNSさん
核心部です。ここは左岸はヌルヌルで相当悪い。左岸から突破する場合はショルダーで後続をフィックスであげます。右岸から行く場合はトラバースとなります。落ち口がちょっと悪いのでメンバーによってはロープを出した方が無難です。キャメ#0.4あたりが効きます。
今回は流真を直登しようと試みましたが失敗。今回はたまたま上に居たパーティーがお助けヒモを出してくれたのでご厚意に甘えてそのまま抜けました。
プチ廊下と泳ぐKNSさん。
ラストの4mは水量が少なかったので滝身を登りました。フリーで水流を浴びながら爽快シャワークライミング。
ここを越えれば終了。舗装路沿いに30分程下って駐車場へ。
帰りは『池田牧場』にてイタリアンジェラートを食べて帰路につきました。