ムカデのおにいさんのブログ

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登山ガイド・森林インストラクターとして登山ツアーを作っていたりします。沢と山と自然観察の情報発信と記録のブログ。

右足果部腓骨・脛骨骨折 復帰までの記録 ③抜釘手術してきました

骨折から1年と1か月、とうとうプレートとボルトを抜く抜釘手術を受けてきました。

骨折の経緯は下記

アイスクライミングで右足果部 腓骨・脛骨骨折 復帰までの記録 ①受傷から手術~退院まで - ムカデのおにいさんのブログ

アイスクライミングで右足果部腓骨・脛骨骨折 復帰までの記録 ②リハビリ~登山復帰まで - ムカデのおにいさんのブログ

素晴らしい理学療法士さんに巡りあえ順調に回復し、クライミング・登山での身体能力は以前とほぼ同じ位まで戻りました。

ただ気持ち的には少し弱気になり、リード意欲が減退してました。あと物理的に岩に当たったり捻じれたりすると痛いのでクラッククライミングは全くやりませんでした。

●入院

前回の通院で担当医からプレートを抜くのか意思確認をされました。一応抜かなくても問題は無いみたいなので、しっかりと意思確認をされます。

ちなみに日本では9割位の人が抜釘手術をするのに対して欧米では医療費の問題から半分以下になるのだそうです。実際今回ケガしてみて、日本の医療制度の充実っぷりを実感しました。

そんなこんなで3月8日~11日まで入院となり、3月9日に手術が決定しました。

前回と違って完全に歩ける健康な状態なので、実際に病院について入院するのには物凄く抵抗感がありました。

●手術

手術は午前に執り行われました。足の毛をキレイに剃って、手術室までも自分の足で歩いて行きます。麻酔は前回同様腰椎麻酔。

ここまで来たらまな板の上の鯉です。プレートを入れる時のようにドリル音などは無かったので比較的リラックスしてました。

手術時間は約1時間半。またけが人に戻ってしまいました。

手術後は4時間ほどで麻酔が切れてきました。骨折したときは麻酔が切れた後は痛くてたまりませんでしたが、今回はまあちょっと痛いかなという程度。

色々とネット上で調べてみると抜釘手術の方が痛かったという記録もあったので心配してたのでよかったです。痛みよりも、尿カテーテルを入れた状態で終日ベッド上から動けない方が辛かったです。

あと前回酷かった麻酔後の頭痛は今回もありましたが、1週間ほどで収まりました。

翌日からは尿カテーテルも点滴もすべて外し、歩行の許可が出ました。痛みは勿論ありますが、骨はくっついているので全荷重OKです。

●退院

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もう一泊してやっと退院できました。外の空気がうまい。

埋め込んでいたプレートとスクリューはどうするか確認されましたが、プレートだけ記念に貰ってきました。思っていたよりも小さいですね、そのままフックつけてルアーに使えそう。家具のパーツと言われてもわからないかも。

ちなみに、医療費の明細を見たらこれだけで8万円近くします。

足はまだ腫れており、1か月位は激しい運動を控えろと指示されました。骨に空いた穴は2か月ほどで埋まってくるみたいです。

今回の手術でまた登山やクライミングはしばらく出来なくなりますが、やっと骨折の終わりが見えてきた気がします。沢シーズンまでにしっかりと歩けるようになりたいですね。

ちなみに入院費・手術費含めた費用ですが、骨折時のプレート埋め込み手術では大体21万円位、今回の抜釘手術では6万円位で済みました。病院や手術内容によって異なるかもしれませんが参考までに。