ムカデのおにいさんのブログ

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登山ガイド・森林インストラクターとして登山ツアーを作っていたりします。沢と山と自然観察の情報発信と記録のブログ。

付知川東股谷 沢登り【2020年4月15日】

付き合いのあるガイドさん、ツアーに同行してくれる添乗員さんたちとたまには個人山行でも行きましょうということになり企画。

今回沢が初めてのTさんもおり、釣りもしたかったのでいつもの付知峡へ。

●メンバー:私、MWさん、Yさん、Tさん

●装備:一般遡行装備 高巻きするのでメンバーによってはロープは持って行った方が良い。ゴルジュを突破するなら登攀用具も

●体感沢グレード:2級下 ゴルジュ突破の場合は3級程度 

フリクション:良い

●見所:水が綺麗 ゴルジュの様相が素晴らしい

●下山難易度:容易 川沿いに林道有り。

●コースタイム:林道ゲート前(7:30)…入渓(8:00)…遡行切上(15:00)…林道(15:20)…林道ゲート前(16:20)

入渓時間:約7時間 下山時間:約1時間 

ルート図と縦断図 

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アプローチ

当初は西俣谷に行くはずが道路工事による通行止め。東股谷にチェンジ。

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不動滝駐車場の左側の林道をさらに進んでいくとゲートにつきます。駐車スペースは3台程。準備をしてスタート。しばらくは林道歩きです。

ここは釣り人や林業従事者の下る道がいくつかあります。適当なところで下りスタート。

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水が綺麗。鈴鹿あたりの沢はグリーンがかかるけど、付知峡の水はきれいなブルーです。岩質は溶結凝灰岩って感じ。暫く進むと深いゴルジュとなります。

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5m滝。一見無理そうに見えますが、左岸から突破できます。巻く場合は左岸から高巻きますが、ちょっと悪いので初心者がいる場合はここだけはロープを出した方が無難です。

今回沢が初めてのTさんがおりちょっと不安だったので少し戻って右岸から大高巻き。結局右岸側のルンゼも悪く林道に出てしまったので、素直にロープを出して右岸から巻けばよかったなと後悔。

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気を取り直して再入渓。

ここからは特に難しいところはなく、美しい沢を歩きます。

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竜ヶ髯谷出合いに近づくにつれて段々と川幅が広くなってきます。地形図上途中一本右岸側に沢が入っているのですが、このあたりは緩やかな尾根になっており踏み跡もあります。今回は大分ゆっくりだったので、竜ヶ髯谷出合い先の二段滝を眺めてから引き返して脱出。

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二段4m+8m。切り立った両岸の威圧感と水量が加わり迫力満点の滝です。滝左側から取り付いて左岸に抜ける形で登れるみたいですが、登った事はありません。

高巻く場合は左岸から。今回はここまでで遡行終了しました。

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作業道から林道へ。まだまだ沢シーズンとしては寒い時期ですが、付知峡の綺麗な水に癒されました。