大学院時代の仲間たちとトリュフ狩りに行ってきた。
トリュフとは、セイヨウショウロ科セイヨウショウロ属に属する子嚢菌と呼ばれるキノコの一種。一般的には子実体が「世界三大珍味」として名高い。そのため、中々お目にかかることは無い高級食材というイメージを持たれているかと思うが、実は近縁種が日本にも分布している。
20種程が日本に存在すると言われているが、その中で今回イボセイヨウショウロという種が分布するエリアに連れて行ってもらった。
※ちなみに2019年にも行ってみました。
採れやすかった場所が見えてきたのと、別種も採れました。
scolopendra-oniisan.hatenablog.com
ウィキペディアでホスト植物の情報を調べてみると、『ナラ属(Quercus)や、ブナ属(Fagus)・カバノキ属(Betula)・ ハシバミ属(Corylus)・クマシデ属(Carpinus)・ヤマナラシ属(Populus)あるいはマツ属(Pinus)などの樹木の細根と共生している。』
との事だが、今回のフィールドにおいては全くそれらの樹種に当てはまらない。
場所も違えばホスト植物も大分異なるということなのだろう。
セイヨウショウロは地中性のキノコなので、リターをめくりまくって探す。
本当にあるのかと不安を抱きながら、落ち葉をかき分けていくと・・
苦労して群生地を発見。どうやら居る所には沢山生えているようだ。
こんな感じで半分埋まっている。
小石や団粒とよく似ているが、慣れるとすぐに気づくようになってくる。
フィールドワークをメインしていた仲間たちということもあって、一度ポイントを見つけるとサクサクと見つけていく。取り過ぎてもいけないので、ある程度取ったところで切り上げた。
新鮮なスッポンタケも発見。
これも食用となるので持ち帰ったが、何とも言えない臭いが車内に充満。くせぇ
仲間の家に持ち帰り実食。
そもそも私はトリュフなんて高級食材を食べたことがない。
そのためイボセイヨウショウロと市販のトリュフの芳香の違いなどわからないが、ほぼ変わらない芳香を持つとの事だ。
採れたてのものはあまり香らないが、暫くすると独特の香りが漂ってくる。どう表現したら良いのかよくわからない独特の香り。
スライスするとテレビで見るようなマーブル模様。
味は殆ど無い。パスタに入れて食べてみたが、今一よくわからなかった。まだまだ修行が足りない様だ。
最後に。
採集場所についてですが、乱獲防止のために掲載は控えさせて頂きます。